【出張授業レポ】うまい棒が1本100円にならないと、人は動かないのか?

こんにちは!にぐです。
今回は三重県の大学で行った出張授業を振り返ります。

実はこの大学で呼んでいただき授業を行うのは、かれこれ4年目なんです。タイトルは当初から変わっておらず、「ライフプランと金融リテラシー」ということで、基本の部分についてお話ししております。

タイトルスライド

学校の授業で金融教育をする時に、毎回入れるのが「自己投資」「他者投資」のことです。※株式投資や投資信託などを他者投資と言ってます

というのも、一般的に“投資”と聞くと、「すぐ儲かる!」「危なそう・・」という印象が強く、ただ投資の授業をするとなるとかなり取扱注意と考えているからです。

そこに自己投資の話を入れて、どちらも大切だけど今のみんなには自己投資の方が大事かも!くらい伝えると、学生さんは意外と素直に「自己投資頑張ります!」みたいな反応をくれたりします。

自己投資の方が大事っぽいよねというスライド

今の仕事をしていてよく聞こえてくるのは、「こどもが言うことを聞かない」という話。これについては、さまざまな親子関係や家庭環境があるので仕方ないと思います。ただ、だからといって、教育の機会が平等じゃないというのは、それは違うんじゃないかなと思います。

なので、避けては通れない“お金の授業”については、もっと多くの学校でやってほしいなと思うばかりです。

特にここ数年は、“インフレ”が当たり前になってきましたが、残念ながら今の大人では、インフレに対する危機感や対処法について、話せる方が少ないと思います。

インフレの話はいつもうまい棒を使って

というのも、これまでの日本では“デフレ”が当たり前だったので、「またデフレに戻るだろう」とか、「自分には関係ない」と思ってしまうからです。

でもこれは大間違い。

経済は、健康状態であれば、“インフレ”になるんです。つまり、これまでの日本は不健康な状態で、病に冒されていたわけです。

さらに、インフレの継続を前提に考えると、(これまで多くの日本人が当たり前にしてきた)「貯金」や「保険」ではほとんど対策ができません。

でも多くの人は、貯金や保険以外、なにからはじめたらいいのかがわからない状態なんです。。

この状況を一刻も早く変えなければ、数十年後の日本では、“インフレ対策をした世帯”“インフレ対策をしなかった世帯”で、ますます格差が広がってしまいます。(美容に気を遣う人と、気を遣わない人がいて、どちらの方が10年後に若く見えるかは、言うまでもないですよね?)

インフレでもお金の価値は変わってないって、ほんとうにそう言える?

でも最近の日本の風潮を考えると、おそらくそこは“自己責任”となってしまうんです。(ぼく自身は、みんなで助け合って治安の維持を優先したい派です)

この辺りは“ゆでガエル現象”という話をしています。

徐々に熱湯になるとカエルは気づかず死んでしまう

だからこそ、リアルな話も交えて、学生さんたちには少し背筋も伸ばしてもらいました。

眠そうにして学生さんも、大体ここで起きてきます笑

言うまでもないですが、当然個人情報は伏せて加工していますが、やはり実際のライフプランをいくつも見てもらうことで、早めの行動を促しています。

「お金は増やしたいと思った時に、増えるものじゃない」というごくごく当たり前の話も、言われてみればわかっても、実際に行動できる人は少ないものなんです。

他にも投資についても軽く話して、投資信託なら100円からできるよーという話で締めくくります。

投資をするならなにからすべきか?という話

今回の出張授業では、終了後に質問タイムがありました。この手の質問タイムは、なかなか質問がでないかなと思っていたのですが、数名から投資についての質問をいただきました。

それだけ投資へのイメージが変わってくれたり、やる気が出たのかなと嬉しくなりました。

今の大人の場合、貯金がベースで一部投資しようかなという方が多いと思いますが、これからのインフレの時代では、それが逆転してほしいなと、個人的には思っています。

今のこどもたちには、“投資をするのは当たり前”という価値観を持ってもらい、その影響で他者投資だけじゃなく自己投資も増え、日本経済がもっと元気になってくれたらという想いのもと、これからも活動を続けていきたいと思います。

それでは今日のブログは以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!

にぐ

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