こどものお小遣いが月1回じゃなくて、週1回がおすすめの理由

どうも!にぐです。
今日はお小遣いを渡す頻度についてのお話です。

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みなさんはお子さんのお小遣いをどのように渡していますか?おそらくお小遣いを渡している多くの家庭が、月1回のサイクルで渡していると思います。

もちろん、とりあえずお小遣い制度を続けていくという目的ならそれでも良いかもしれません。ただせっかく渡すなら、お子さんにとって何か効果的な渡し方をしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

実はお小遣いを渡すサイクルを短くするだけで、お子さんの金融リテラシーを高めることができるんです。

結論:お小遣いを渡すサイクルは週1回がおすすめ

みなさん自身、こどもの頃お小遣いをもらってましたか?おそらくその時も月1回だったんではないでしょうか。

でもこどもにとっての1ヶ月って、大人が考えるよりも長いんです。

その中でしっかり考えて使いなさいと言われても、それでお金の管理や使い方が上手になるほど教育というものは甘くありません。

たとえば学習塾の先生が、生徒に参考書を渡して「1ヶ月後に確認テストをするからしっかり勉強するように」と言ってほったらかしにしていたら、おそらく保護者からクレームの嵐でしょう。

でもこれって、お小遣いを月1回渡して「ちゃんと考えて使いなさいね」と言ってほったらかすのと、同じですよね?

とはいえ本当は効果的にお小遣いを渡したいけど、どう管理したらいいかわからなくて惰性的に月1回になっているという家庭も多いのではと思います。

※ちなみにOECDの国際金融教育ネットワーク(INFE)やFDICの “Money Smart for Young People”でも、こどもの金融教育において、定期的な管理と振り返りを推奨しています。

・物事はなんでも、失敗するほど上達する

ではどうしたらいいのか?あまり難しく考える必要はありません。

お小遣いのサイクルを短くして、フィードバックをするだけでいいんです。
フィードバックについては、「今週は上手に使えた?」とか「目標にしてた貯金できた?」、「じゃあ次はこうしてみようか」など、はじめは簡単な振り返りとフィードバックをしてみましょう。

南カリフォルニア大学のウェンディ・ウッド教授の研究によると、習慣化をするには環境と繰り返し行うことが大切とのこと。

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南カリフォルニア大学のウェンディ・ウッド教授の論文

さらに、ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士らの研究によると習慣化にかかる日数については、平均66日が目安になるそうです。つまり2ヶ月ちょっとですね。

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ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士らの論文

上手に使えたか、そうじゃなかったかは、本人の判断によるところが大きいとは思いますが、せっかくであれば親子でフィードバックをする機会にしてみてください。

勉強やスポーツと同じように、フィードバックは多い方が良い効果が期待できます。お小遣いだって同じです。そして週1回にすることで、フィードバックの機会は月1回の4倍にもなるんです。

さらに、“失敗したって次また頑張ればいい”ということを短いサイクルで繰り返し経験できるため、失敗を恐れずに挑戦する精神も養えるかもしれません。

・行動経済学の視点

実はこの考え方は、行動経済学の視点からも良い効果が期待できます。

行動経済学には「損失回避」というものがあります。人は利益より損失に敏感であるというやつですね。

もしあなたのお子さんが月1回のお小遣いをもらい、月半ばに使い切ってしまっても、次のお小遣いまで2週間もあります。その時に「もっと計画的に使えばよかった・・」と思っても、お小遣いをもらう頃には忘れてしまうかもしれません。

一方、週1回のお小遣いであれば、しまった!と思ってもすぐにお小遣いがもらえるので、「次こそ計画的に使おう」と、“損失回避”をしつつ、次の使い方に活かすことができます。

・週1回のお小遣いで一番期待したい効果

これまで週1回のお小遣いにすることで、お子さんのお金の使い方が良くなる効果について話してきましたが、実は一番期待したい効果は別にあります。

それは、親子のコミュニケーションです。

ゲームや推しの話なら友達とできますが、お金の話はなかなか友達とはできません。投資については全くできないと思います。

ただお金の話はなら何歳になってもできるものです。むしろ避けていても、いつか避けられない状況がやってくるなんてこともあると思います。

そしてお小遣い制度を通じて、「お金のことはまず親と話す」という習慣が身につけば、万が一お金のトラブルに巻き込まれても、すぐに相談してくれるかもしれません。

お金のトラブルで失うのがお金だけならいいのですが、そうじゃない事件も実際に起こってしまっているので、「なにかあったらすぐに相談できる相手」がいることは、本当に大切なことなんです。

さらに、金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」によると、家庭でお金の話をしているかどうかで、金融知識の正答率に差が出たという調査結果もあります。

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小学生のデータ
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中高生のデータ

特に小中学生については、お金の話が多い家庭ほど、金融知識の正答率も高かったというデータが出ています。

このようなことからぼく自身、親子がお金を介在したコミュニケーションをとらないのはもったいないと考えています。むしろお金の話をしない方が、万が一の時に大変なことになるかもしれないんです。

・さいごに

いかがでしたでしょうか?多くの方がなんとなく月1回のお小遣いを渡していますが、それなら週1回にする方が、様々な効果が期待できることがわかりましたでしょうか。

たしかに手間は増えるかもしれませんが、手間をかけずにお子さんの能力が高くなることはありません。勉強もスポーツも、上達するには反復練習が必要なんです。

そして、勉強やスポーツならそれぞれ学校の先生やスポーツクラブのコーチなどいるでしょうが、お金については親しかいません。お子さんの金融リテラシーアップのためのメイントレーナーは、親であるあなたしかいないんです。

ぜひ面倒に思わず、お子さんのそばで一緒に、金融リテラシーを高めていってください。

ぼくらが主催している「おやこde資産形成アカデミー」では、卒業生セミナーでこのような話もしています。こどもに何から教えたらいいかわからない!という方は、半年に一度無料セミナーもやってますので、よかったら覗いてみてください。

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おやこde資産形成アカデミーチラシ

それでは今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
にぐ

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