【衝撃】S&P500超え米国最強ファンド「米国製造業株式ファンド 愛称:USルネサンス」

こちらの記事では設定来S&P500に勝ち続けてる唯一のアクティブファンドについて解説させていただきます。S&P500が好きという方は多いですが、良いアクティブファンドがあれば知りたいという方も多いのではないでしょうか。ぜひこの記事のファンドも参考にしてください。

【衝撃】S&P500超え米国最強ファンドはこれ!
目次

「米国製造業株式ファンド 愛称:USルネサンス」について

今回紹介するのは「米国製造業株式ファンド 愛称:USルネサンス」というファンドです。このファンドは、日本人に人気のS&P500に設定来勝ち続けている、とても優秀なファンドとなっています。

設定日は2012年の5月31日なので、今年の5月で11年経過しますが、設定来の成績はなんと+593.25%(2023年の3月末時点)。基準価額も69,235円(2023年の3月末時点)と、かなり上昇していることがわかります。純資産総額は現在約68億円ほどですが、成績がとても良いためこれからもっと増えてくのではないでしょうか。分配金は設定来累計0円でのため、これからも出さない方針ではないでしょうか。組入銘柄数は2023年3月末時点で40銘柄で、運用会社はBNYメロンという会社が運用しています。

ファンドの特色

目論見書に記載されてるファンドの特色をみると、主として米国の製造業に関連した株式を投資対象として中長期的な成長を目指すというものです。

どのように銘柄を選定しているか?についてですが、S&P500だけじゃなく、S&P400・S&P600からも銘柄を選定しています。その中の製造業セクターから選定するのですが、この製造業セクターが幅広く、①一般消費財・サービス②資本財・サービス③生活必需品④情報技術⑤ヘルスケア⑥素材という6つのカテゴリーから絞り込んでいるようです。

製造業が良い理由として、ファンドのパンフレットには「革新的な製品を発明し続ける米国」と書かれています。世の中に流通している製品にはアメリカ発のものが多く、その製品を作っている製造業がさらに良いということで絞り込んでいます。

実際、アメリカの株価指数と比較したパフォーマンスの推移が記載されていますが、先ほどの投資セクターに均等に投資した場合とS&P500のパフォーマンスの推移が最終的にどれぐらい差が生まれたかという比較をみると、1989年の9月末〜2022年6月末のシュミレーションでS&P500を4割上回る1.4倍という結果でした。

アメリカの製造業が強い理由については、これまでの歴史を振り返るとパソコンが普及、インターネットが普及、スマートフォンが普及、AIや自動運転の登場というところで、アメリカの企業が関わらないということがありませんでした。そのためセクターを絞らずに幅広く投資をするよりも、製造業セクターに絞り込む方が成績も見込めるということです。

2023年3月末の投資割合を見てみると、ヘルスケア:37.6%、資本財・サービス:35.5%情報技術:24.9%、素材:2.1%になっており、ファンドマネージャーの銘柄選定により日々変化するものです。

USルネサンスのリターンが高い理由をまとめると、先進国株の中でもアメリカが強く、その中でS&P400・S&P500・S&P600に絞り、更に製造業に絞り込むことで、高いリターンを実現することができました。

もしS&P500に投資をしている理由が、「アメリカは製造業セクターが良い成績だからS&P500に投資しよう」というものなら、製造業セクターに絞り込んでもいいのではないでしょうか。

実際のファンドとS&P500の比較

では続いて、S&P500と比較した実際の成績を見てみましょう

まずはリターンの部分。から。


表の通りで、過去1年、3年、5年、10年リターンの成績は、S&P500の配当込・円ベースよりも上回ってるということがわかります。アクティブファンドでよくある事例として、10年リターンはS&P500に勝ってるけど1年リターンは劣ってるということがありますが、この投資信託はどのタイミングで買ってもS&P500を上回って推移していました。

次にリスクの部分。

リスクというのは振れ幅のことですた、今回のUSルネサンスは銘柄を絞り込んでいるため、リスクが少し高くなります。そのためリスクについてはS&P500の方が少し低い結果となっていました。

最後にシャープレシオの部分。

シャープレシオというのは、リターン÷リスクをした運用効率を表すもので、USルネサンスが1年と5年は勝っていました。過去3年は同じで、過去10年だけS&P500が勝ってるという結果です。

このようにリターン・リスク・シャープレシオでいくと、総合的にUSルネサンスの方が勝っているということが分かります。更に、USルネサンスの数値は信託報酬(年率1.87%)を差し引いた数値となっており、S&P500は指数の数値のため、信託報酬が引かれていません。つまりこの表は、信託報酬分USルネサンスの方が不利になっているといえます。

ただそれでもUSルネサンスは高い成績となっていますので、非常に優秀なアクティブファンドということたわかります。

USルネサンスの組入銘柄

ではどんな銘柄を組み入れているのか?推移を確認してみます。

こちらの図では2021年5月17日と2022年5月17日、2022年12月30日、2023年3月末時点の上位10銘柄の変化です。

赤マスと青マスの違いは、赤マスは2021年5月から現在まで保有しているもので、青マスは2022年5月から現在まで保有しているもので分けてみました。

個別株の参考にもなると思います。

このような話をすると
「S&P500よりも上回っているのであれば、インデックスファンドから乗り換えた方がいいですか?」
と思う方もいるかもしれないので、そこについても触れておきます。

今回の内容については、あくまでも過去のデータであり、未来を約束するものではありません。ただ過去1年・3年・5年・10年のリターンを見るとS&P500よりも優秀な成績であったということは事実になりますので、そのあたりを踏まえて「買いたい!」と思うなら、「少し買ってみる」というところからやってみるといいでしょう。

アクティブファンドは良くないと意見もありますが、今回の内容から全部が悪いわけではないということを知っていただき、個々の判断で考えて頂ければと思います。

どんな人におすすめ?

では、どんな人にオススメかということでピックアップしてみました。

  1. S&P500のインデックスファンドにプラスアルファのリターンを期待したい方
  2. 優秀なアクティブファンドを保有してみたい方
  3. アメリカの製造業セクターに投資を考えている方
  4. 自分で調べて買ってみたい!と思った方

売却のタイミング

投資信託の売却タイミングは、インデックスファンドもアクティブファンドも同じで、必要になるまで売る必要はありません。ただ、アクティブファンドは成績が気になると思いますので、売却するとしたら年に1度発行される運用報告書で直近の成績を確認してみてください。

運用報告書を見ていくと、過去5年間は毎年1年毎に区切ってもS&P500を上回るパフォーマンスだったということが分かります。これをどのように売却の参考にするかですが、毎年1回運用実績を確認して、S&P500よりも下回るようなことが続けば、売却を考えてもいいのではないかということになります。ただし、基本的には長期投資が前提になるので、短期間の成績で判断するのはおすすめしません。

まとめ

では最後にこの記事のまとめをご確認ください。

  • 1、S&P500よりリターンが高いファンドは「米国製造業株式ファンド 愛称:USルネサンス」
  • 2、アクティブファンドは悪く言われることが多いが、中には良いものもある
  • 3、投資は基本長期で行い、売却の際は慌てずに自分で判断する

アクティブファンドは“主体的に”判断することが大切です。自分で判断する癖をつけて、資産形成と上手に向き合ってみてくださいね。

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